ぶらほわバタフライ



「クロちゃ〜ん!!」



「わっ、凜どうしたの?」





修司と私の間に飛び込んできた凜の顔は少し火照っていた





「楽しんでる〜?
主役なんだからもっと飲んでよ〜!!」





まさか…………





「凜、お酒飲んだでしょ?」





目も据わってて顔も赤いとなるとお酒しか考えられない





「だってみんな飲んでるんだも〜ん!!
僕だけ子供扱いなんてヤダ!!」





頬を膨らませながら言う凜



か、可愛い……っ



無言で凜を抱きしめる





「く、苦しいよ〜!!
死んじゃう死んじゃう……ッ!!」





少しそうしていると、大輝に思いっきり引き剥がされた





「何すんのよ、いい所だったのに。」



「……凜を絞め殺す気か、お前は。」





どこか不機嫌そうな大輝



そして首根っこを掴まれてる私





「下ろしてよッ!!」





手を振りあげるけれど、手は空ぶるだけで一向に当たらない





「フッ、猫みてぇだな。」



「猫じゃない!!離して!!」



「離したら殴るだろうが。」



「当たり前!!」





今すぐにも不敵な笑みを浮かべてる大輝を痛めつけたい





「……プッ、あはは!!!」





翔を筆頭に他のみんなも私と大輝のやりとりを見て笑い始めた



やっちまえー!!とか、
クロさんファイトです!!とか野次が飛んでくる





「みんなも笑い事じゃない!!
応援するなら助けてよ!!」





でもみんなが笑ってるこの空間……好きだ



笑顔で溢れてる



終わったあとで写真撮るのを忘れていて落ち込んでいると……



「……適当に撮った。」といつも避けられていた紫苑にカメラを渡されて、少し騒いだのは言うまでもない



フォルダにはみんなの沢山の表情が収められていた



そして、私と大輝が喧嘩してる間に、



「そう簡単に渡さないからね〜?」と言う凜と



「望むところです。」と言う修司の会話は知る由もなかった