「ホントにバレなくて良かったよ。」
«悪いね。
本当は言いたくてウズウズしてただろう?»
「正直ね。
でもお前との約束だからね。」
«……もうすぐ向こうも動き始める。
俺たちは何年も準備してきた。
全てを一掃するために。»
「結構時間はかかったけどね。
きっとあの3人も上手くやってるよ。
違う視点からそれぞれあの子を守ってる。」
«……巻き込んで悪かった。»
「何言ってるの。
俺たちは始めからお前についていく気だったよ。
だからもう少しだけ我慢して。
本当は誰よりもお前が一番あの子に会いたいだろうけど。」
«そうだね。
もう何年あの子に触れてないだろう……。»
「ちょっと変態じゃない?」
«うるさい。
ったく……奏、あと少し頼んだ。»
「了解だよ。」
電話を切る
そっとフードを外す
緊張か分からないけど蒸し暑かった
「本当に長かったな……。
これでやっと、俺たちの使命を全う出来る。
そうだよね……真白。」


