「改めまして、俺が情報屋だよ。
さぁ何が知りたいの?
Blue skyについて?
今度のテストの答えについて?
REDMOON全員の好きな食べ物?」
ちょっと待って
指数えながらちゃっかりしょうもないこと言ってる気が……
テストの答えなんで知ってるのよ?
もしかして職員室に忍び込んで……?
「まぁ冗談はこれくらいにして。」
「情報屋さんって意外と接しやすい人なんですね。」
「そう?
まぁ情報集めるために色々な所潜入してるからね。
その人が話しやすいような性格をイメージして成り切るんだよ。
でも今の俺は……本当の俺だよ。
クロには嘘をついちゃいけない気がしてね。」
やっぱり、この人……
「情報屋さんは、前に私と会ったことがありますか?」
「……いや、ないよ。
君の名前を知ってるのは調べたからね。
この1週間、覚悟を見極めるのと同時に身辺調査もするんだ。
俺のところにくるのはクロみたいな子の方が珍しい。
大抵はヤクザとか危ない連中ばっかだから、俺の身の安全を守るためにもね。」
その言い回しが不思議に思ったけど何も言わなかった
「クロが知りたいのは……兄、真白の行方だね?」
やっぱりこの人は兄のことを知っている
「シロ兄は……生きてますよね……?」
「生きてるよ。
ただ、今はクロの前に現れることは出来ない状況とだけ。」
「どうして……?」
「それは……今のクロが持ってない記憶に関係している、と言った方がいいかな?
記憶喪失なんだよね?」
私のこと、そこまで知ってるんだ……
じゃあこの人は私の記憶を……
「うん、知ってるよ。
クロがどうやって真白と生きてきたのか。
なぜ急に記憶を失くしたのか。
クロの中に……何がいるのか、とかね。」
「じゃあ……っ、」
教えてほしい
私が知らない私がどんなだったのか


