ぶらほわバタフライ



くそ……くそっ!!



動けよ、俺の身体っ!!



そうしている間にも涼の周りには鉄パイプを持ったやつらが集まり、俺からじゃ涼が見えなくなってしまった





「やれ。」





その一言で、パイプは涼に降り注いだ



何回も……何回も……





「やめろ……やめてくれ……っ、俺が代わりになるから……だから……っ!!」





なんで……なんでされるがままなんだよっ!!



あいつ……涼に何を吹き込んだっ!!





「理解したかー?
お前らの強さなんかちっぽけなモンなんだよ。」



「ふざけるな……っ、離せっ!!」





涼を助けなきゃ……っ



あいつは……あいつは俺たちの理想だったんだ



あいつがいてくれたから、俺たちはここまで来れたんだ





「翔、涼を助けたいか?」





涼を助ける道があるのなら……



俺はどうなっても救いたい











「……どうすればいいですか。」









「やめろ。」





先輩がそう言うと、涼を囲んでいたやつらが離れた



涼の姿は……残酷だった



わざと急所を外して、痛めつけて……





「翔。
お前が涼を助けたいなら1つだけ方法があるぜ?」



「……なんですか。」



「おれはな、今度Blue skyと抗争する予定だったチームのスパイだったんだぜ?」





Blue skyの幹部が……裏切ってスパイになっていた……?



俺たちはそれに気づかず、ずっと……





「で、お前には俺の代わりになってもらう。」





それは、この人と同じスパイになるということで





「そんなこと、出来るわけが……」



「涼を救いたいんだろ?
それに、弟の昴のことも。」



「……っ、昴に何したんですかっ!?」



「別に何もしてねぇよ?今はな。」



「だけど、俺たちはいつだって手が出せるっつーことだ。
お前には、もう道は1つしかねぇんだよ。」





血だらけで倒れている涼



人質になっている昴