「でも……だって……っ、」
俺は咄嗟に胸ぐらを掴んだ
「もう違うんだよ!!
あの人たちは敵になったんだ!!
俺たちは……お前はっ、長候補だろっ!?
お前がそんなでどうするんだ!!」
涼は呆然としながらも、おそるおそる周りを見回した
先輩たちの裏切りを信じきれず呆然とするやつ
状況を理解しきれてないやつ
ほとんどが動けないでいる
このままじゃみんなが危険になる
先頭に立つやつがいないと
「涼、お前はどうするんだ。」
「……"あいつら"を倒す……っ!!」
「なら、やろう。」
俺たちは先輩と向き合う
「覚悟は決まったみたいだなー?」
「いけ、今日でBlue skyは終わりだ。」
正直、一番俺は冷静だと思っていた
落ち着いて物事も判断出来るし、いつだってそうしてきた
今回も同じだ
何も変わることはない
涼が目を覚ましてくれたお陰で、下っ端たちもBlue skyの誇りを胸に敵とやりあっていた
「やけに俺たちの周りに敵が少ないね。」
「そりゃあ、俺たちが相手すっからだぜー。」
「……俺たちと1体1っていうことですか?」
「舐められたもんっすね……。」
「翔、お前なら分かるだろう?
俺たちがお前らの相手をすることがどういうことなのか。」
「……。」
あぁ、分かるさ
だって、俺たちに喧嘩を教えてくれたのはあなたたちだから
だけど、そんなこと言ってしまったら……
「分かりませんね。
それじゃあまるで、俺たちが負けるみたいな言い方じゃないですか。」


