(浅葱昴side)
僕と兄さんは一卵性双生児として生まれた
顔はそっくりだったけれど、性格が違うことで見分けられた
僕は活発で、兄さんはそんな僕を1歩後ろから見守る大人しい性格
僕は……双子として生まれたことを誇りに思っていた
他の兄弟と違って、比べられたりすることを嫌だと思ったことは一度もなかったし、兄さんはいつも僕の気持ちを一番に理解してくれていた
僕が喧嘩で負けて帰ってきた時には、
「大丈夫。次は俺の分のパワーもあげる。
そうすればきっと勝てるよ。」
と言ってくれた
勉強が分からない時には、
「じゃあ俺が昴の苦手教科教えてあげるから、昴は俺の苦手教科教えてよ。」
とお互いを補い合った
僕たちは2人で1人で、どちらかが欠けることなんて有り得なかった
そしてそれは、中学に上がっても変わらなかった
「……Blue sky?」
「そう!!
兄さんも一緒に入ろうよ!!
涼(リョウ)が先輩に口聞いてくれるんだ!!」
クラスが離れた僕と兄さん
僕はそこで、クラスメイトの涼と出会った
親友だった僕と涼は、涼の所属しているBlue skyの話をいつも聞いて憧れていた
「今、俺幹部やってるんだけど、まだ幹部が全員揃ってなくてなぁ。
だから一緒にやろうぜ!!」
僕は、新しい世界の始まりだと思った
そして、その景色を……他でもない兄さんと一緒に見たいと思ったんだ


