「ねえ、瑠花の部屋どこ?」
「わ、私の部屋ですか?」
「うん。見たい」
「なにもないですよ……」
「でも見たい」
私の部屋はリビングのすぐ隣にあって6畳ほどの空間に勉強机と本棚とベッドがあるぐらい。
「綺麗にしてるね」
「掃除は好きなので……」
ゆ、夢乃くんが私の部屋にいる。
今朝掃除をしたばかりだけどホコリがあったらどうしよう……。
変な緊張感が漂う中で夢乃くんはベッドへと座った。
「今日ご両親は?」
「母子家庭なのでお父さんはいないです。お母さんは夜勤なので明日の朝方にならないと帰ってきません」
一応お母さんには友達が遊びにくることは伝えた。
夢乃くんを友達という部類に入れていいのか分からないけど、それしか言いようがなかったし、多分お母さんは女の子が遊びにくると思ってる。
私もあえて言わなかったし(言えなかった)男の子が家に来ると話せば気絶するぐらいビックリしてしまうと思ったから。



