夢乃くんにご注意ください



あー疲れた。

パソコンの授業を無事に終えて私はまるで抜け殻のようになっていた。

夢乃くんはずっと私に敬語を言わせようと絶え間なく話しかけてくるし、そのたびにゲームに置き換えて返しての繰り返し。

テスト前の追い込みの勉強よりも頭を使った感じだ。


そして帰りのホームルームが終わって、ついに放課後になった。

夢乃くんの罰ゲームを乗り越えた解放感で叫びたい気分。こんな時はこのテンションのまま乙ゲーへとのめり込みたい……!


クラスメイトたちが帰ったのを見計らって私はこっそりとスマホを取り出す。一応机の上にカバンを置いて防壁を作り、右京さまと対面。


『なんだよ、瑠花。俺に会えてそんなに嬉しいの?』

……嬉しいです!

やっぱりゲームはゲームでも私は心を癒してくれるゲームがいい。心が疲れるやつは二度とやらない。


「浮気現場はっけーん」

ハッと振り返ると後ろの席に夢乃くんが座っていて、いつの間に……。

夢乃くんは忍者かなにかですか?