夢乃くんにご注意ください



彩芽ちゃんは読者モデルだけあってすごくオシャレでお店の店員さんも圧倒されるぐらいのコーディネート。

彩芽ちゃんは並べられている洋服を手馴れた様子で品定めしていて、私は犬のようにあとを付いていくだけ。


「一応自分で調べたり雑誌もたまに読んだりしてるんですか……」

洋服に無頓着なわけじゃない。ただ……。


「じゃ、センスが元からないのね」

ごもっともなことを言われてなにも言い返せない。


「勉強が好きなんでしょ。なら洋服の勉強だってできるでしょ」

私は彩芽ちゃんに選んでもらった服を2着買った。私が絶対に選ばなそうなワンピースと膝丈のスカート。

新しい洋服を買っただけなのに妙にテンションが上がってきて、もうどこに来ていこうかワクワクしている。


「彩芽ちゃんは優しいですね」

「は?」

お店を出て甘いクレープを食べながら歩く。

彩芽ちゃんがイチゴホイップで私がカスタードホイップ。