夢乃くんの彼女になってまた私の周りは一段と騒がしくなった。
本当に付き合うようになって夢乃くんは前よりも学校で私にちょっかいを出してくることが多くなった。たまに過激なものも含まれていて夢乃くんファンの子たちが発狂していることは言うまでもない。
そして変わったことがもうひとつあって、それは……。
「アンタはダサい」
「う……」
昼下がりの休日。私は彩芽ちゃんと買い物をしていた。
「見た目が地味なのに黒い洋服を着てどうするの。お葬式にでも行くの?」
「すいません……」
「桐人の隣を歩くならせめてオシャレになってよ」
どうやら音弥くんと同様に私の芋臭さが気になるらしく、洋服選びをしてもらっているのだ。



