レジの前は混んでいた。
彩芽ちゃんは夢乃くんや音弥くんと同じように立っているだけでものすごく目立つ。
彩芽ちゃんもふたりと同じ中学出身なのかな?
ってかこの美形3人が知り合いとかどういうこと?神様は配分を間違えたんじゃないかな。
そうそうにこんなオーラの持ち主たちが揃うことなんてないよ。せめて学校にひとりぐらいの割合でしょ。
彩芽ちゃんの綺麗な横顔をついつい見すぎてしまって、そういえば自己紹介がまだだった。
「あの、申し遅れましたが私、仁科瑠花と言います」
店内がうるさいせいか彩芽ちゃんは無反応。
私の声が小さすぎて聞こえなかったのかもしれない。
「えっと私は……っ」
けっこう大きめに声を張ると彩芽ちゃんが私のほうを見た。
「アンタさ、桐人のなに?」
「……え?」



