イジワル男子の甘い声



私だって、本当はずっと優といたい。

離れたくないよ。


「まじ、浮気したら半殺しだから」


「ははっ、しないよ、田んぼと野菜しかないところだもん」


それに、優を好きになったのは完全に私の方からだし、もっと前から、声に惹かれていたし。


浮気なんて冗談でもありえない。


可愛い優を、もう少しだけ見ていたいけど。


「ん、」


優はか細い声で小さく返事をすると、ギュッと私を抱きしめた。


この温もりを、ずっと忘れない。


必ず、この場所に戻ってくるから。



「甘える優なんて、貴重だ」


「ほんっとその口うるさい」



彼は意地悪にそう言って私の肩をもう一度自分の方へ向けてから、



一番優しい、キスをした。