「せっかく…柏場くんのこと好きだって言ってくれたのに…ああいう態度はひどいよ」


「じゃあ何。好きでもないのに付き合ったり思わせぶりな態度取ることが優しさだって言いたいわけ?」


「う、そいうことじゃなくて…」


「あのさ、頭悪いくせに突っかかってこないでくれる?俺、お前の相手してるほど暇じゃないんだよ」


「はっ、ちょ、」


柏場はズボンのポケットに手を突っ込んでから、スタスタと校舎へと歩いて行ってしまった。


もー!なんなのよあの態度!!


だから嫌われるのよ!!

あの告白してきた後輩らしき子も、柏場の本性を知らず好きになったんだから不憫すぎるよ。


ほんっと最低!!