* 舞 side ** 「暑い…」 「舐めんな。まだまだ序盤だぞ」 「だって〜…」 7月の上旬。 まだまだ初夏の段階でありながらも、明らかに気温の上がり始めた教室の中で、私は完全にバテていた。 5時間目のLHRのこの時間。 7月末にある我が校の体育祭の種目決めで、周りは大いに盛り上がっている。 「舞は何にする?」 「えー、無難にバレーかなぁ」 「あ、じゃああたしもバレーにしようっと」 この盛り上がりに乗じて私の席まで移動してきた莉里と、出る種目を示し合わせた。