ある日、わたしが保健室で休んでいると、

女の声がした。

そいつは楓花と呼ばれていたんだ。

楓花、と、もう一人の女の子は

何やら難しい話をしているようで、

よく、耳をたてて聞いてみると、

「はぁ、これで龍生は完全に私のものだね。」

「もう、一瞬だったじゃん笑笑」

「あの地味子喋んないからさ、いじめても
いたくないんじゃない?ゾンビじゃん。」

『(私の悪口…、てか、楓花が私を悪者にしたのか…)』