1年前は楽しかった…
高校1年生のとき、確か、入学式を学校の
庭にある私のお気に入りの場所でサボってたら人が入ってきたんだ。
「おい…誰かいる…」
「え、ほんとだ、女の子だよ」
「美人だといいなぁ。」
『(侵入者、何人いるの…)』
「え、地味…」
誰よ今、地味って言ったの。
「お前、なんか変だなぁ。」
『(…)』
「もしかして、しゃべれないの?」
なぜか、中心にいる奴は私がしゃべれないことを人目見てわかったんだ…
だから、最初から惹かれてた。
私の痛みを少し、分かって貰えるんじゃないかって。
そして、だんだん話すようになって彼らは
龍生の幹部、総長だって知った。
「なぁ、お前さ、龍生の姫にならない?」
最初はなんで、私がって思ったし、
周りから地味とか、言われたり苛められた。

