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「あいつ、まだ退学してなかったんだねぇ」

「名前と一致しなさすぎてほんとウケるよね」


はぁ、学校に行けばいっつもこう。

なんで、こんなとこいかなきゃいけないのよ


「龍生の"元"お姫サマ、どう?苛められる日々は」

「ちょっとは反省した?笑笑」

後ろを振り返ると鋭い眼で私を見る、

龍生の幹部がいた。(もう名前を呼ぶほどの者でもないけど…)

「ふぇ…ぅぅぅ、マリアちゃんがこっち
睨んでくるよぉ…」

こいつは楓花というらしい。

私から龍生を奪ったんだ…