人は誰でも、ね?


「マリアちゃん、それカツラよ…ね?」

『コクっ)』

「よかった、マリアちゃんの綺麗な髪が
染められたのかって怖くなっちゃった

髪の毛セットでいい?」

『(コクっ)』

「じゃあ、また、髪巻いていこうね。」



パサ…

「…やっぱり綺麗な色ね…
あなたによく似合う淡い色…」

私の髪の色は白に近いパールピンク。

瞳の色は、緑、青でオッドアイなんだ。
だから、昔、「この子は不幸を呼んでくる
だろう」

と、人から避けられていた。

ただ、両親と親戚は、私を天使だと

信じてくれていた。

そして、結局私は悪魔の子だった。