「そ、そうよね・・・神木さんに言っても無駄よね。迷惑をかけて、ごめんなさい」

ヨロヨロと立ちあがって行ってしまった。って言うか私おいてけぼり?何か虚しいんだけど。まー、無駄ってわけでもないんだけどね。桜や愛梨よりも階級は一応上なので。

はあ〜、戻ろっかな。そろそろ地味子止めたいんだけど、お父様の命令だから刃向かえないんだよねー。"お父様の命令=絶対"なんだから。

教室に着いた。視線が・・・こない。って言いうかさ、片山の所だけ空気がどんよりしてて、皆そっちに集中してるし。私の存在には気づいていないご様子。