【短編】不機嫌な最下くん



あぁ、怒ってるよ。


相当怒ってる。


なんで怒らせたのか心当たりがありません、なんて、キレられてもおかしくないよね。


「ご、ごめんなさい、最下───」


────コツン。


へ?


私の頭になにか重いものがあたり、大きな影が私の足元を覆った。


っ?!


「ひっ、」


見上げると、最下くんの顔がアップでこちらを見ていた。


慌てて顔を下げる。


こんな可愛い顔が至近距離で?!


無理無理!!



っていうか、可愛すぎだよ!


「男として意識してもらえないのは、結構辛いんだけど」


「へっ……っ?」


「俺、そんなに男らしくないかな?」


「え…えっと…」


「三好が思ってるほど、俺可愛くないよ?」