「もうこんな早朝から迎えに来たんだ。あいつは全く心配性だなぁ」



御影は窓の外に目を遣った。

そこには車が止まっていた。



「朝食を食べたら帰ることになるが、それでも良いか?」



澪和の顔を覗き込みながら御影が聞く。

澪和はコクリと頷いた。




無事にフルーツを切り終わり、食卓につく。

朝食とは思えないほど豪華なものばかりが並んでいる。




片山さん、お料理上手なんだ…