「やっぱり君が好きだった」


「………っ」



心が痛い。

佐々木は御影に澪和のことを託した時、きっと………



「部長…」


「だーめっ、今の部長は誠くんです〜」



佐々木は勢いよく立ち上がると、



「さ、もう帰ろっか♪」



笑顔を澪和に見せ、澪和の家まで送ってくれた。