そして運がいいのか悪いのか。

彼は一番後ろの席だった、私の隣の席になった。


先生は早瀬、色々教えてやって、なーんて。



「よろしくね!」


そう言った早川くんは笑顔まで、蒼人くんに似てる。



「...よろしくね」



私は、笑えていたかな。


蒼人くんがいなくなって3年間、未だに彼を忘れられない私にとって、この状況は辛すぎる。



どうしても、蒼人くんの面影を重ねてしまう。