きっと俺は壊れている。 じゃなきゃ、年、住んでいる場所、学校...名前以外何も知らないコイツとの空間を、『愛おしい』だなんて思うはずがない。 「また空見てる。」 「...悪いかよ。」 「悪くは無いけど、少しは私にもかまってほしい。」 おまえは俺のなんだっ、恋人か! 「めんどくさい。」 「そんなこと言うから、いつもモテないのよ。顔だけはいいのに。」 「うるさい。」