「幼稚園、楽しくない。つまんない。
知ってることしか教えてくれないし、みんなのレベルも低いし…
思ってたのと全然違ってたの。
給食はナイフもフォークも出てこなくて、お昼寝タイムなんかも作られてるんだよ?
ホストみたいな子が女子にキャーキャー騒がれたり、みんなが私のことを珍しそうに見たり…
意味わかんない。
しかもホストのやつ、初対面で私に『ブス』って言ったんだよ⁉︎
レディに対して失礼じゃない⁉︎
ちなみにホストは私の向かいの家に住んでたの、最悪でしょ?」
私は思いつくだけの言葉を言い放った。
お母さんに聞こえていないか心配だったけど、話し始めたらなりふり構っていられなかった。
颯斗にーはずっと私の話を聞いてくれて、『うん、そっか』って言葉を返してくれた。
一通り言い尽くした私は最後に
「ごめんね、こんな話しちゃって…
話せるの、颯斗にーしかいないから…」
って謝った。
本当に悪いと思ってる。
その分スッキリしたのも事実だけど。
「いいよ、ひよなら。
…その様子じゃ、友達はできてないみたいだね」
「うん…でもいいの!
あんな子たちと友達になったら私までバカになっちゃうもん。
私は颯斗にーやシェリーちゃんみたいに、ちゃんとした人達と友達になれたらいいの!」
「………」
「颯斗にー?」
急に何も言わなくなった颯斗にー。
もしかして電話切れてる⁉︎
それとも、やっぱり愚痴ばっかり言う私に呆れちゃった…?
「友達を作るには、まず相手を知ることからだよ。
相手のことを知って、好きなところを見つけて、それから…」
「ま、まって、颯斗にー。
私、幼稚園の友達なんていらないよ…?」
「うん、でも…
俺はひよに友達を作って欲しい。
ひよが今独りなのは…俺のせいでもあるから」
颯斗にーのせい…?
私に友達がいないことが…?
どうして?
その疑問を聞いてみたかったけど、聞けなかった。
颯斗にーが、すごく落ち込んでるように感じたから。
今聞いてしまったら、きっと颯斗にーを傷つけてしまう。
「ごめんひよ、時間だからまた明日な」
「あっ、うん…また明日、待ってるね!」
プープープー
通話終了の音が流れた。
ガチャ
受話器を置いてゆっくり部屋に向かう。
私、明日からどうしよう。
友達はいらないけど、颯斗にーのお願いだし…
……少しだけなら、頑張ってみようかな…
知ってることしか教えてくれないし、みんなのレベルも低いし…
思ってたのと全然違ってたの。
給食はナイフもフォークも出てこなくて、お昼寝タイムなんかも作られてるんだよ?
ホストみたいな子が女子にキャーキャー騒がれたり、みんなが私のことを珍しそうに見たり…
意味わかんない。
しかもホストのやつ、初対面で私に『ブス』って言ったんだよ⁉︎
レディに対して失礼じゃない⁉︎
ちなみにホストは私の向かいの家に住んでたの、最悪でしょ?」
私は思いつくだけの言葉を言い放った。
お母さんに聞こえていないか心配だったけど、話し始めたらなりふり構っていられなかった。
颯斗にーはずっと私の話を聞いてくれて、『うん、そっか』って言葉を返してくれた。
一通り言い尽くした私は最後に
「ごめんね、こんな話しちゃって…
話せるの、颯斗にーしかいないから…」
って謝った。
本当に悪いと思ってる。
その分スッキリしたのも事実だけど。
「いいよ、ひよなら。
…その様子じゃ、友達はできてないみたいだね」
「うん…でもいいの!
あんな子たちと友達になったら私までバカになっちゃうもん。
私は颯斗にーやシェリーちゃんみたいに、ちゃんとした人達と友達になれたらいいの!」
「………」
「颯斗にー?」
急に何も言わなくなった颯斗にー。
もしかして電話切れてる⁉︎
それとも、やっぱり愚痴ばっかり言う私に呆れちゃった…?
「友達を作るには、まず相手を知ることからだよ。
相手のことを知って、好きなところを見つけて、それから…」
「ま、まって、颯斗にー。
私、幼稚園の友達なんていらないよ…?」
「うん、でも…
俺はひよに友達を作って欲しい。
ひよが今独りなのは…俺のせいでもあるから」
颯斗にーのせい…?
私に友達がいないことが…?
どうして?
その疑問を聞いてみたかったけど、聞けなかった。
颯斗にーが、すごく落ち込んでるように感じたから。
今聞いてしまったら、きっと颯斗にーを傷つけてしまう。
「ごめんひよ、時間だからまた明日な」
「あっ、うん…また明日、待ってるね!」
プープープー
通話終了の音が流れた。
ガチャ
受話器を置いてゆっくり部屋に向かう。
私、明日からどうしよう。
友達はいらないけど、颯斗にーのお願いだし…
……少しだけなら、頑張ってみようかな…



