「シェリーちゃん…!」



そう名前を呼んで、少し遠くにいるシェリーちゃんに届くよう精一杯投げた。



大きく円を描いたブーケはそのままシェリーちゃんの方に…



あっ、少し高すぎた…⁉︎



シェリーちゃんが手を伸ばすけど、このままじゃ頭の上を通り過ぎてしまう。



失敗…⁉︎



と、思った瞬間、シェリーちゃんの身長が…伸びた。



……よく見ると、直生君がシェリーちゃんを軽々と持ち上げている。



シェリーちゃん自身もびっくりして、あたふたしながらもなんとかブーケをキャッチした。



よかったぁ…