運んでもらっていると、だんだん人に見られ始めた。
ちょうどみんなが登校してくる時間になったみたい。
でも、保健室はクラスと少し離れた場所にあるし、着くまでの間、そんなにたくさんの人に見られはしなかった。
ガラガラ…
透が足を使って器用にドアを開ける。
「先生、いないね」
ドアは開いていたけど中には誰1人いない。
透はお構い無しに中へ進み、椅子に私を座らせた。
「まってろ」
そう言うと、まるで何がどこにあるか知っているみたいにテキパキと物を取り出す。
初めて来たはずなのに、なんでっ⁉︎
氷水と湿布を用意すると、私のところに戻って来た。
「足、触るぞ」
「…へっ⁉︎あ、ごめん、私自分でするよっ!」
スリッパと靴下を脱いで、透の用意してくれた氷水に手を伸ばすと…
「…俺がやる」
ちょっと怒ったようにムスッとして、私の足に氷水を当ててくれた。
「冷たっ、…透、ごめんね。
あと、ありがとう」
「別にいい」
少し時間が経つと、だんだん腫れも引いてきた。
ちょうどみんなが登校してくる時間になったみたい。
でも、保健室はクラスと少し離れた場所にあるし、着くまでの間、そんなにたくさんの人に見られはしなかった。
ガラガラ…
透が足を使って器用にドアを開ける。
「先生、いないね」
ドアは開いていたけど中には誰1人いない。
透はお構い無しに中へ進み、椅子に私を座らせた。
「まってろ」
そう言うと、まるで何がどこにあるか知っているみたいにテキパキと物を取り出す。
初めて来たはずなのに、なんでっ⁉︎
氷水と湿布を用意すると、私のところに戻って来た。
「足、触るぞ」
「…へっ⁉︎あ、ごめん、私自分でするよっ!」
スリッパと靴下を脱いで、透の用意してくれた氷水に手を伸ばすと…
「…俺がやる」
ちょっと怒ったようにムスッとして、私の足に氷水を当ててくれた。
「冷たっ、…透、ごめんね。
あと、ありがとう」
「別にいい」
少し時間が経つと、だんだん腫れも引いてきた。



