独り占めしても、いいですか?

「何それ、皮肉言ってんのー?」



朱莉が面白くさなそうに机に肘をつく。



「えっ…⁉︎」



今の、皮肉に聞こえちゃったの…⁉︎



「あいつらが私に失礼なこと言うのは、私に対して恋愛感情皆無の証拠じゃん!」



小さな声で「私も恋愛感情は無いからどーでもいいんだけど」と付け加えた。



「ふふっ…つまり朱莉のことは仲間と認識している、ということですわね。

私に対しては皆様パーフェクトな接し方をしてくださいますもの。

それはアイドルの顔…ということでしょうから」



これについては少しフォローした方がいいのか迷った。



シェリーちゃんに対してみんながアイドルモードで接するのは、逆に言えば仲間として見てないということであって…



凛以外は今日初めて出会ったんだし、凛だってまだ2回目だから仕方ないし…



「私も仲間と認めてもらえるよう頑張りますわ!」



シェリーちゃんの瞳の中に炎が見えた気がした。



心配する必要、なかったみたい。