独り占めしても、いいですか?

「はーい、独り言タイム終了ー」



朱莉が手を叩いて空気を変えた。



独り言タイム…続いてたんだ…



「結構足も休まったし、次はどこに…」



「ねぇ朱莉っ!

もう1つだけ、相談したいんだけど…」



私は朱莉の方を向いて、両手を顔の前で合わせた。



それを見て、朱莉も折りたたまれた校内マップの紙を開く動作を止める。



「私、その…あの…

あ、朱莉みたいになりたくて…!」



・・・。



「……は?」



意味不明という風に顔を歪める朱莉。



「私、未だにみんなと軽い言い合いとか、いじり合いとかしたことなくて…

朱莉はみんなとよくしてるでしょ…?

なんだか、朱莉の方がみんなと仲良くなったみたいで……ずるい。

だから、コツを教えてくださいっ…!」



そう言って少しだけ頭を下げた。



ちょっと理由が子供染みてるかな…



私にとっては結構真剣なお願いなんだけど…