独り占めしても、いいですか?

私は朱莉のいた場所に、同じように足を並べる。



少しだけ足を開いて、片手で銃を構えた。



「日和、両手の方が安定すると思うけど?」



「うんっ、でも本物じゃないし、おもちゃくらいなら片手でも大丈夫だよ…!」



さすがに本物だと腕への衝撃がすごいから私の腕で片手なんて無理なんだけどね。



狙うはもちろん中心の100点。



しっかり狙いを定めて…



パンッ!



引き金を引くと、勢いよく球が飛び出した。



トンッ!



音を立てて的の中心、つまり100点の場所に当たる。



「お!こっちの子はいきなり100点⁉︎」



記録係りの人が球を回収して紙に点数を書いた。



「た、たまたまでしょ?」



朱莉がヒヤリとした表情を見せる。



「まさか、全部100点なんて…いやいや、ありえないし…」



そんなことをぶつぶつと言っているのが耳に入った。



ごめんね、朱莉。



今日1日はそのコスプレをしてもらうことになりそう。