独り占めしても、いいですか?

「まー見てなさいって」



そう言って朱莉がビニールテープの白線に足を揃えて立った。



両手で銃を構えて狙いを定める。



3秒くらい構えたまま的を見つめて…



パンッ!



音を立てて銃から球が放たれた。



トンッ!



球が的に当たった音がする。



「おお!1発目から75点!」



記録係の人が驚いた声をあげた。



「出だしは上々、って感じかな〜」



朱莉が満足気に頷いて、もう一度的を撃つ。



続いて3発目、4発目、5発目。



点数は順番に75、100、75、75、100。



合計425点。



今日の最高得点みたいだった。