独り占めしても、いいですか?

「えーっと、日和ちゃん?

もしかして…聞いちゃった…かな?」



直生君の笑顔が悪魔の微笑みに見える。



少し後ずさりをしながらコクンと頷いた。



「直生?なんですの?その話し方は。

私の時とは大違いじゃございませんこと?

上品に…とまでは言いませんけど、わ、私にもそのくらい優しく…」



「日和ちゃん、ちょっとこっちへ…」



「ちょっと直生⁉︎」



シェリーちゃんを無視して私を隅の方に連れて行く直生君。



「やっ、直生君っ、まって…」



ひぇ〜!



なんだろう、何されるんだろう⁉︎



「颯斗兄いたす…」



止めてくれるよう願いを込めて颯斗兄いの名前を呼んだのに…



「あー悪い、こればかりはちょっと助けてやれないんだ。

死にそうだったら叫べよ?」



そんなぁ!颯斗兄いの薄情者!



死にそうだったらって…私死んじゃうの⁉︎



何、何されるの⁉︎