独り占めしても、いいですか?

「あら…?

あなた……もしかして、日和じゃございません?」



やっぱり…やっぱり!



「シェリーちゃん…!」



小さい頃の思い出が溢れかえる。



一緒に走り回って、イタズラして、よく使用人さん達を困らせた。



小さい頃の、唯一の女子友達。



シェリー・クルシア。



クルシア財閥の御令嬢。



出会ったのは、凛達と出会うよりも前。



颯斗兄いにくっつき回って生活していた頃…



颯斗兄いのお父さんはそれなりに偉い人みたいで、息子の颯斗兄いもよくパーティに連れて行かれてた。



そして、颯斗兄いにくっつき回っていた私も。



シェリーちゃんはそこで友達になった女の子。



颯斗兄いがイギリスに行って、パーティに行くようなことは無くなったけど、プライベートで日本にはよく遊びに来てくれていた。



私を連れてクルシア家の別荘のある海外へ旅行に行ったりもしてた。



私とは身分違いだったけど、そんなの感じさせないくらい仲良くしてくれた子なんだ。