「ひ、ひひひよちゃん⁉︎

ど、どうしちゃったの⁉︎」



「そ、そうだよ。

急にどうしたの⁉︎」



2人が顔を真っ赤にして驚く。



秀ちゃんなんて、耳まで真っ赤。



「ご、ごめんねっ。

嫌、だったかな…?

凛と透はこれしたら元気が出るって言ってたから…

だから、2人も元気になって欲しいなって思ったんだけど…」



嬉しく…ない?



やっぱり迷惑だった…?



「嫌じゃないよ!

むしろ大歓迎!」



その言葉を聞いてパアッと私の顔が笑顔になる。



よかった…



「俺も、嬉しかったよ。

けど、緊張しない?

疲れなかった?」



私の緊張…伝わっちゃったのかな…?



「緊張は…した。

でも、みんななら、緊張はしても疲れはしないから大丈夫っ。

恥ずかしいから、いつもするのは無理だけど…

みんなが元気出るなら、私頑張るねっ」



へへっと照れ笑いをした。



「日和、ありがとう。

無理はしないでね?」



秀ちゃんの大きな手が私の頭を撫でる。



こうやって頭を撫でてもらえれば、さっきの緊張なんて吹っ飛んじゃうから不思議。