「ひーよーちゃんっ!」



「ひゃっ⁉︎」



急に後ろから声がして変な声が出ちゃった。



振り返ってみると、そこにいたのは秀ちゃんと優ちゃん。



「2人とも…どうして?」



2人と合流するのはもう1つ先の十字路。



いつもそこで私達が来るのを待っていてくれる。



「だって〜、3人とも来るの遅いんだもーん!

だから僕達が来ちゃった!」



優ちゃんが頬をぷくっと膨らませた。



「珍しいね。

凛がいるのに時間に遅れるなるなんて」



秀ちゃんが



『優希のことは気にしないで』



と言って、優ちゃんの頭をポカッと叩く。



「わりっ…ちょっとな」



凛は苦笑いをしながら言葉を濁した。



秀ちゃんと優ちゃんも…キス、したら、元気出るのかな…?



そんなことを考えながら、2人の方をじーっと見る。



凛と透だけっていうのは不公平かもしれない。



2人にだっていつも助けてもらってるもん。