独り占めしても、いいですか?

「ほら、1回通すんでしょ?

時間なくなるから早くして」



そう言って私に笑いかけて手を振ると、直生君はInfinityの楽屋の方へ歩いて行った。



それに続いて刀馬君と樹君も私に『またね』と言って走って追いかける。



「ひよ」



最後に残った颯斗兄いは、3人を追いかける直前でこっちを振り向いた。



「お前は別に変わんなくていいから。

今日のライブ、ちゃんと見ろよな」



最後にニカッと笑って楽屋の方へ走っていく。



私はその背中に手を振って見送った。



『変わらなくていい』



その一言に詰まってる颯斗兄いの優しさを感じる。



『嵐のような人達』



それがInfinityの印象だった。



あの自由さが人気の理由の1つでもあるんだよね。



なんだか晴れ晴れした気分。