「……っ!?」 「ほら、行くぞ!」 私の手を取って、丘の方へと歩き出した。 …何だろう、この気持ち 指先から伝わる相川くんの体温。 緊張のせいか少し汗ばんでしまう。 私はそのまま、ドキドキを抑えられる事もなく、花火が上がる時間まで相川くんと2人、丘の上でたわいもない話をしたりして時間が経つのを待った。