春の声が途切れ途切れになってきている。


もう、お別れなんだ。



__『さ..くら、最後は...笑お。泣いて..ちゃ、もったいな...いよ』



私は頑張って涙を拭った。


春がそう願うならそれに従おうと思う。



「そうだね。春、今までありがとう!向こうに逝っても元気でね。春が双子で本当によかった。私は春を忘れない」



もう2度と時間を戻せないなら


私は、笑顔で終わろうと思う。



__『じゃあな、桜』



「春_________」