「花乃。ごめん」 杏里が謝ってきた。 「え!なんで杏里が謝るの?杏里はなにも悪くないのに」 そう、杏里は本当になにもしていない。なにも悪くない。 「でも、花乃をずっとひとりにしてた。本当にごめん!」 「いいよそんなの。私がひどいことをしちゃったから。だから、私からもごめん」 「これでお互い仲直りだね!」 そう言うと、杏里が笑った。 何日ぶりかに見る杏里の笑顔。 「本当にありがとう!私、行ってくる」 ペンダントを制服のポケットに入れ、莉夢が待つ空き教室へと急いだ。