私の過去を知る人にようやく出会えたから、私は聞きたいことが山ほどあった。 けれど「いまは莉夢がいるから」ってことでまた後日、話を聞いてくれることとなった。 帰り際、莉夢に「私のお母さんとなにがあったの?」と散々聞かれたけど、私は苦笑いを返すことしかできなかった。 自分の過去を知らないなんて気味悪がられそうで怖かった__。