「なん…で…」


化粧もされて
綺麗な顔が
涙で濡れる。



「ひかりっ…会いたかった…」


俺は、ひかりの顔を見て安心した。
俺を軽蔑しているような目で見ないから。


俺の事を嫌いじゃないんだって
信じても良いよな…?




「私に会いに来たの…っ?」

「そうだよ…この1年勉強むちゃくちゃ頑張ってこっちの大学受かったんだ。ひかりとやり直したかったから…」





「信じて…いいの…?」

「うんっ…今度こそっ絶対幸せにするっ…」



これだけは、言える。






俺にとって勉強はむちゃくちゃ
苦なもの。



それなのに、こんなに難しい大学に
必死に勉強して受かれたのは




この気持ちが本気だから。