楠見は怪しげな笑みを溢し、



「怪しいな、コレ」



 御影も嘲笑し、



「何も言い訳なんかしなくても良いんだぞ。正直に話せば良いんだ」



 澪和はさすがにこの会話にはついていけないので、



「ちょ、ちょっと部長の様子を見てきます!」



 そう言って、部室を出ていくことにした。



「えっ、ちょっ…海空っ!!??」



 西条の悲しそうな声を聞き、楠見と御影は笑いを堪えるのに必死だった。