「大変ご迷惑をかけました。ほんと…さーせん…っした」


「ふざけた謝り方するね。まぁどーでもいいけど」


「…あ、さーせん」


「でも、怪我もなくて元気そうで良かったよ」


「…さんきゅーな」



部室へ戻った澪和たち一行は、部室内にいる楠見薙早と城津亘の前に立っていた。

二人に全てを話し、謝罪する西条。



「まぁ皆あんま責めないであげてね?誤解まみれの事件だったんだしさ♪」



佐々木は一人、いつもの調子で喋り、コーヒーを飲む。

楠見は小さくため息をつき、



「間違ってもコイツを責めたりすんなよ。…コイツのせいじゃないから…」



澪和をチラッと見た