詰め寄るように西条が近寄ってきて、
「ほっ、本当か!?…ならさ、入れてくれねぇか?お、俺とお前…二人で……」
「あれ~?永利君、抜け駆けかな?ダメだよ。澪和ちゃんは僕と一緒に帰るんだから♪」
「あっ、あのっ…、自分確か海空さんと同じ方角に帰るような気がするのですが…!」
「海空、もしかしてキミは鞠咲区方面かな?」
などと澪和の傘に入れてもらおうとする人が続出した。
「下郎だな。見てて悲しくなるわ」
鼻で笑う楠見と
「あぁ。海空は確か桜難市方面だったよな?」
困惑する澪和に話し掛ける御影。
澪和は御影の方を見て頷いた。
「はい。桜難中学卒ですので――」
御影は「そうか」と言い、澪和から目を離しながら
「…俺も桜難中卒だった」
呟くように言った。
「ほっ、本当か!?…ならさ、入れてくれねぇか?お、俺とお前…二人で……」
「あれ~?永利君、抜け駆けかな?ダメだよ。澪和ちゃんは僕と一緒に帰るんだから♪」
「あっ、あのっ…、自分確か海空さんと同じ方角に帰るような気がするのですが…!」
「海空、もしかしてキミは鞠咲区方面かな?」
などと澪和の傘に入れてもらおうとする人が続出した。
「下郎だな。見てて悲しくなるわ」
鼻で笑う楠見と
「あぁ。海空は確か桜難市方面だったよな?」
困惑する澪和に話し掛ける御影。
澪和は御影の方を見て頷いた。
「はい。桜難中学卒ですので――」
御影は「そうか」と言い、澪和から目を離しながら
「…俺も桜難中卒だった」
呟くように言った。

