イケメン部 〜第1巻〜

「凄かったです!男の方とは思えないほどのしなやかさと美しさがあって…。本当に綺麗でした!!」



興奮する澪和に桐神は苦笑し、



「大げさですよ…」



舞台から降りる。

澪和は桐神の方へ近寄り、



「…何歳の頃から舞を習われていたのですか?」



メガネのずれを直す彼に訊ねる。

桐神は澪和の方を向き、



「そうですねぇ…、2,3歳くらいの時からでしょうか…」



顎に指を当て、考えるかのように答える。



「海空さんは、おいくつくらいの頃から…?」



逆に問われた澪和はしばらく思い返した後、



「えっと…、4歳頃だと思います」



不確かな記憶を伝える。

桐神は頷き、



「そうですか。それなら自分とあまり変わりませんね」



微笑する。

可愛い笑顔だった。