イケメン部 〜第1巻〜

桐神の演舞が始まった。


始めの内は静かに清らかに……開始から2分が経った頃だろうか。

桐神の動きが急変した。

鋭く空間を切るような眼差し。

指は腰に差してある短剣、太刀の鍔に掛かっている。



……と、次の瞬間、



ザッ……



鋭い音とともに二本の刀が出現する。



「…に、二刀流……!?」



澪和は息を飲んだ。

今まで二刀流を使う人を見た事がなかった澪和は、すっかり桐神に釘付けになってしまった。


桐神は太刀と短剣を巧みに使い、美しくしかし勇ましく舞う。