「なーーにーー?」



じりじりと詰め寄ってくる佐々木。




わぁっ、近い近いっ!!!




澪和はあまりにも急接近してきた佐々木に動揺を隠しきれない。

それを見た佐々木は、澪和の耳元で、



「そんな顔してると、またチューしちゃうよ?」


「………っ!!」



澪和の顔が一気に紅潮した。




…部長、それは反則ですって




仰け反る澪和。

その一部始終を見終えて遂にこの男が口を開いた。



「黙って見てればいい気になって…。まじで部長だけは許さねぇ」



そう、西条永利だ。