喫茶店の彼女



「ち、違うの……。嬉しくて……」


「え……?」


嬉しいって……。


届いた言葉に目を丸くしていると、千紗さんは涙を拭いてゆっくりと顔を上げた。


そして────、


「私も、直樹くんのことが好きです!」


「……っ!」


少し恥ずかしそうな笑顔で伝えてくれた千紗さんに、俺は気づけば彼女のことを抱きしめていた。