「だって、あのハゲダのマヌケな顔見た⁈

写真撮れば良かったー!」



はしゃぐヒナにもう一度聞き直す



「ヒナ、それどころじゃなくて…

「いいの!部活なんかより親友が庇ってくれたことが嬉しいから!

だから、レナありがとう!」



私の声を遮ってニコッと眩しい笑顔




「〜〜〜っ…!」





ヒナが親友で良かったと、改めて確認した


ある寒い冬の日のこと。