保育園はただただ幸せに過ぎ、小学校に入学して私の人生は変わった…


小1になり初めての遠足に胸を踊らせ、前日の夜に持ち物をリュックに積めていた。

「誰と同じ班になったの?」

と、会社から帰ったばかりの母親がバタバタと夕飯の支度をしながら聞いてきた。

『えーっとねぇ…』

と、自慢げに同じ班になった友達の名前を上げていくと母親がその中の一人に反応した。

「隼人クン?」

『ん?どーかしたの?』

と、聞くあたしに母親が話始めた。


「そっか、まだ教えてなかったんだっけ!隼人クンって澪と同じ病院で同じ日に産まれたんだよ。」

『えーっっ!!そうなの?それって凄いねー!』